【大相撲】土俵の女性禁制問題、何が問題なの?理由は神聖な場所だから?そのルーツは女性同士の相撲から?伝統か差別か?分かりやすく解説

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暴力問題などで世間を騒がせた、大相撲界にまたまた問題発生です。

大相撲の土俵上に女性を上げてはいけないとする「女性禁制」の問題が発生したのです。

大相撲界の昔からのしきたりで女性が土俵上に上がることは厳しく禁じられているのですが、今回は何が起きたのでしょう?

そして、土俵上に女性が上がることにどんな問題があるのでしょうか?

今回はそんな「女性禁制」問題を分かりやすく解説してみたいと思います。

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土俵に上がったきっかけは市長の救命措置のため

問題が発生したのは2018年4月のことでした。

京都の舞鶴市で行われた大相撲の春巡業で舞鶴市の多々見市長(67)が演説中に土俵上で倒れてしまいその場で救命措置を受けました。

その際、救命措置のために土俵上に上がった女性が数名いたようですが、行事から場内アナウンスで「女性の方は土俵から降りてください!」と言われたのです。

相撲協会の八角理事長はこの行為について、不適切な対応であったと、翌日には謝罪をしています。

ではなぜ、土俵上に女性が上がることがダメなんでしょうか?

今回は場合によっては人命に関わることです。

それでも女性が土俵に上がることは許されないのでしょうか?

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理由は土俵は神聖なる場所、しかし根拠はない

土俵上に女性が上がることはなぜダメなんでしょうか?

相撲協会の資料によると、

「土俵は神聖なる場所であるためで、250年前からある古代の相撲より守られている」と

記載されているようです。

要は250年も守られている相撲界の伝統のようです。

しかし、この資料の作成のルーツや根拠は今でもハッキリと分かっていないようで、相撲協会のある関係者によると、

「根拠はよくわらないが、ただ伝統として教え込まれただけ」とその伝統は実に曖昧なものなのです。

こんなに曖昧な伝統なこともあってか、別で春巡業が開催された宝塚市の中川市長(女性)は、土俵上で挨拶したい旨を相撲協会に伝えたが、あっさり断られてしまい、「変革する勇気も大事」だと男女平等を訴えたのでした。

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土俵の女性禁制は女性同士の相撲がルーツ?

相撲の歴史に詳しいある専門家によると、女性禁制のルールはおよそ1400年前からある歴史のようですが、相撲界にその考えが浸透したのはまだ歴史が浅いようです。

同専門家によると、女性同士の相撲が日本書紀に登場していたようです。

それによると明治時代に女性同士の相撲競技が流行っていたようですが、近代化を推し進めようとする明治時代の流れから、女性同士の相撲は好ましくないと徐々にその文化が衰退して行ったようです。

このように女性同士の相撲を社会から排除する一方で、現代の相撲の地位を確立していく流れが次第に強くなっていったといいます。

要は、現代の相撲を推し進めていくために、女性同士の相撲をあえて「悪」だと印象付けさせ、意図的に相撲=女性禁制といった印象を世間に広めたとされています。

ハッキリとした伝統や理由があって女性禁制というルールがあるのだと思っていましたが、実はそうではなかったのです。

この問題は過去にもありました。

2000年に大阪府の大田知事が春場所で府知事賞を授与する際に大相撲協会から土俵上へ上がることを拒否され当時もテレビなどで大きく取り上げられましたよね。

その際も、「伝統」や「しきたり」などを理由にされていましたが、あまり説得力のあるものではなかったですよね。

相撲協会でさえ世間に対して説明ができないのが現状なのです。

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大相撲協会のスタンスは?伝統か、差別か?

相撲協会は人命に関わる事態への対応と「女性禁制」の是非は別問題という前提のもと、

「緊急事態では臨機応変な対応が必要。しかし、大相撲の伝統を守ることも重要。相撲協会のスタンスは変わらない。」

と声明を発表しています。

これは伝統と考えるか?差別と考えるのか?

「汗や泥にまみれて戦う土俵は男の世界。正直、女性に入って欲しくない。」と女性禁制を支持する親方も多いといいます。

さすがにこれは発想が時代錯誤のような気がします。

現代の大相撲には、本場所の初日の前日に土俵に「神」を迎え、千秋楽が終わると元の場所に戻すという儀式があります。

であるならば、「神」がいる神聖な期間は仕方ないにせよ、「神」が帰った土俵には女性を上げることを許容するなど、徐々に改革を進めていくことも考えてもいいのかなと考えてしまいます。

伝統を重んじるが故、差別と捉われてしまっては意味がないことだと思います。

一般人の見解

相撲自体はとても歴史も伝統もある日本の大切な文化です。

その中には当然守っていくべく伝統やしきたりもあるでしょう。

しかし、逆に変わっていくべくものもあるはずです。

日本には温故知新という言葉があるくらいですので、守るべきものは維持をしながら、

世間のトレンドや風潮に合わせて、変化していくことも大切だと思います。

日本の大切な文化である大相撲の魅力を世界に発信していくためにも大相撲協会は積極的に変化の要素も取り入れて行ってほしいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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