【経済】メガバンク三行で大規模なリストラ?AIを活用した改革が進むも今後、地銀は生き残れない?

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今日はガラッと真面目な話。

バブル崩壊、平成元年以降の金融ビックバンを経て、合併、再編、異業種参入などを続けながら再成長路線に乗っていた日本の銀行業界の直近の動きが一変している話題を取り上げてみます。

色々なジャンルのニュースが日々飛び交いますが、銀行の動向って私たちの生活に直結する最も密着する話と思いませんか?

銀行がしっかりしていてくれないと生活なんてすぐにどうにななってしまいますよね。

2017年11月以降、大手メガバンク三行が先陣を切って業務量削減や人員削減策を打ち出しています。

この実態を探ってみたいと思います。

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メガバンクでも大規模なリストラを計画?

バブル崩壊以降、立て直しを図ってきた銀行業界。

メガバンクに限って言えば、例年1,000人以上、時には2,000人近くの新入社員を採用する時期もありました。

しかし、みずほフィナンシャルグループは2026年度内にグループ従業員を19,000人削減すると発表。

つまり10〜20年近くかけて採用してきた人員数に相当します。

三菱UFJフィナンシャル・グループも2023年度末までに9,500人相当の業務量削減。

業務量削減って言いますが、要は人員削減。これも10年分近くの採用数に匹敵。

大規模なリストラです。

そして、三井住友フィナンシャルグループも2019年度末までに4,000人の配置転換。

これは今後4−5年は新規採用はしません!といった感じでしょうか。

各行とも直接的な解雇は行わず、自然退職などで削減していくとのことではありますが、この大規模なリストラはどんな結末を招くのでしょうか。

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リストラとは言わない、あくまで業務削減

一連の報道では、「リストラ」という言葉はあまり使われていません。

業務削減」などの間接表現が目立つ印象です。

マイナス金利政策による金利低下、資金需要の低下も重なってこれまでの銀行業務では儲からなくなっているのが実態なのですから、これはあくまでも国策の煽りを受けていると言ってもいいはずですよね。

国が仕掛けた大きな構造改革に対応していくには一定の時間がかかる訳で、金利が上昇しても、銀行がまた元気になるという訳でもないですよね。

「リストラ」と言わないのは今の時代の流れでしょうか。

受け手は確かに柔らかい銀行を受けますが、しかし、結局は銀行を始めとして、経済が弱体化していくと考えたら、我々国民はどういう行動に走るのでしょう?

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国民がペイオフを意識するようになる?

過去の銀行の相次ぐ破綻を経て、2017年にはペイオフ本格解禁(一行あたり1,000万円までの預金が保険金にて保護される仕組み)となりましたが、2016年時点でタンス預金総額が100兆円を超えると言われる時代、単純計算では一人当たり約80万円をタンスに保管していることになります。

これはさすがにないとしても、これがさらに増えていくきかっけになりませんかね?

国民がよりペイオフを意識することは避けられないですよね。

国や日銀はどんな流れを作り出そうとしているのでしょうか。

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AIを活用した業務効率化が進む?

三菱UFJフィナンシャル・グループはデジタル化を一層加速させて業務の効率化を急ぐと言っています。

みずほFGも新規採用の抑制と合わせ、人工知能(AI)などのIT技術を活用した業務効率化を進めると言っています。

三井住友フィナンシャルグループでも、事務の集約で4,000人を事業部門へ再配置すると言っています。

つまり何かしらのシステムなどを用いた効率化と読み取れます。

確かに、メガバンク、地銀、信金など、どこの窓口に行っても、未だに全ての窓口手続きは、何らかの用紙に記載させられます。

何か公的書類を一枚提出しても、その預かり証も紙で出てきます。

何をするにしても紙・紙・紙です。

一方、先端を行く最近の携帯電話ショップなどでは用紙に何かを記載することはほとんどなく、タブレットで内容を確認して最後に電子署名をする形とかに変わっています。

銀行業界だけは一向に昔のスキームのまま置いていかれています。

この旧態依然とした体質をある意味敷いてきたのは金融庁など、国ですよね。

構造改革をする場面は無限にありそうとは思いますが、国が突然舵を切って、金融業界は突然目覚めたかのようについていけるものなのでしょうか。

世界で勝ち抜いていける体質に短期間で変貌できるものなのでしょうか。

今後、地銀は生き残れない?

コンビニ銀行、ネット銀行も台頭、そしてフィンテックなどの新興勢力も登場している中、全国に105行ほどあると言われる地銀、第二地銀はどうなっていくのでしょうか?

業界全体がAI化やシステム効率化推進と言っているものの、オンラインバンキング一つとってみても、地銀のオンラインバンキングの認証システムってセキュリティレベルで見れば、メガバングなんかよりも遥かに緩い認証システムですよね。

ひどいところは第一暗証くらいしか確認してきません。

大手よりも更に大きな遅れが見て取れます。

マイナス金利で体力を奪われ続ける中、新たなシステム投資などを進め、体質を改善していく体力は残っているのでしょうか。

大手への吸収合併などが進んでいく話もあちらこちらで聞かれますが、マイナス金利導入後の再編の動きを見ているとこの動きも早いとは思えませんし。

今後、再編が進む中で生き残れない地銀が出てくるのかもしれません。

まとめ

以下、あくまでも私見です。

円建て商品比率を見直して国際分散投資を進めるような話を良く耳にしますが、やはり足元を固めるべき時期なのではないかと思っています。

無駄な消費は抑制し、将来、金利がどう変動しても良いように、負債についても今の時点ではなるべく同類の長期低金利商品へ借換え(住宅ローンなど)、浮いたお金があれば繰上げで返済をしていく。

住宅などで言えば、若い夫婦などは住宅減税を10年間フルに活用した後、11年目以降に返済をしても良いと思いますが、体力に余裕がある方は早めに繰上げ返済をされた方が良いように思います。

その位、少し先は不透明に感じます。昨今、高所得者向けとは言え、税制改革も行われるようですし、近い将来には消費税増税も待ち受けています。

賃金は上がる期待はしにくい昨今、やはり本能的に守りを固めるべき、改めて思わされてしまう銀行の動向でした。

筆者はFPでも何でもなく、あくまでも自身の防衛の為に考えたことです。ご判断は個々の責任においてお願い致します。

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